今、施設や病院では口腔ケアの重要性が大きく取り上げられていますが、歯科医療の現場で実際問題として切に感じることが2点ございます。
それは介護者ご本人、またその周りの介護者のほとんどの方が、口腔ケアをできない、もしくは知らないということ。
また、介護をされる状態になる前にむし歯の治療を終了し、かみ合わせを確立されていない方が多いということです。
当院では定年を迎えられました頃(大体60歳)からの口腔ケアに特に注意を払っております。
残存歯牙の状況を確認していただき、その状態に合った歯ブラシ、歯間ブラシを選定しその方に合ったブラッシング方法をご提案します。
病気になられ入院された高齢者のほとんどに口腔状態の悪化が認められます。
そのため当院では、病院へ直接お伺いし、必要があれば口腔ケアを行っております。(現在のところ、近くの大きな病院のみです。)
ネット情報では、老人施設関係者の方より病院の看護師様の声をよく拝見します。ご質問内容を拝見すると、意識の違いに地域差があるようです。
もっともっと医療従事者の方々の口腔ケア意識を高めるために今後も啓蒙活動を続けたいと思いますので、医療福祉関係者の方々でご興味のある方は是非お問い合わせください。